東北地方の中でも、秋田は自然豊かな観光スポットがたくさんある地域。秋田の魅力は雄大な大自然と、きれいな街並みの調和の取れた融合と言えます。今回は地元っ子がオススメする穴場観光スポットを少しだけご紹介してみようと思います。
1.角館の武家屋敷
角館は江戸時代の武家屋敷がそのままの形で保存されています。その数は一棟や二棟ではなく、美しい街並みとして保存されているため、行楽地として賑わいを見せています。この角館、最も訪れたい季節は春の桜が咲くころ。東北は桜の開花が遅いので、ゴールデンウィークでも間に合いますよ。道を挟んで建ち並ぶ武家屋敷の庭に咲くしだれ桜は本当に美しく見事!その他の季節でも、冬の厳しい寒さの時期を除けば十分散策して楽しむことができます。食べ歩きで地元の食材を楽しむも良し、田沢湖周辺を散策するも良し。家族で落ち着いて観光できる点が魅力ですよ。
2.丹沢湖周辺の観光道路
角館を北へ進むと田沢湖のきれいな湖面が姿を現します。田沢湖から鹿角へ向かう国道341号はドライブに適した観光道路です。行楽シーズンに訪れるのも楽しいですが、オフシーズンに訪れて、空いている道路をゆったりドライブするのも東北ならではの楽しみです。道路の両側の眼下には大小の湖をのぞむことができ、緑の山々が続く景観を見ながらのドライブは、都会生活で疲れた心を癒してくれることうけあい。
また、岩手との県境には八幡平が広がっています。この八幡平は、木々のきれいな高地が続く観光の名所。近くには鶴ノ湯温泉や赤川温泉などの温泉地がありますので、ドライブと共に周辺の温泉地に立ち寄るのも楽しみの一つですね。
3.秋田市内
日本海に沈む絶景の夕日をみることができ、三方を海に囲まれた男鹿半島は、海と山がきれいで食べ物のおいしいところで有名ですが、秋田を周遊する上で起点となる秋田市も素通りするにはもったいないところ。市内には居酒屋や食事処が多く、地元のおいしい料理をふるまってくれます。特にハタハタの塩焼きはお薦めで、一度食べたらその味が忘れられなくなります。冬の寒い時期に訪れ、日本酒かビールを飲みながら食べるハタハタは、ブリコと呼ばれる魚卵がコリコリとする歯ごたえがあり、絶品です。秋田の日常のグルメを楽しむなら、是非秋田市内でも散策してみてほしいところです。
秋田、岩手、青森の東北3県は、高速道路を走ると普段の交通量は少なく、快適なドライブを楽しむことができます。電車やバスでの周遊はけっこう大変な地域なので、クルマでの周遊がオススメですよ。日本海側の海岸線や内陸部の山と湖の間を縫って通る道路は、ドライブに最適。是非、雄大な自然を楽しみながらのドライブと共に、秋田を訪れてみてはいかがでしょうか。
記事トップ画像出典:紅葉を訪ねる