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美しい和菓子たち
出典:京都茶寮

麗しき「和菓子」の世界〜知っているとより楽しめる和菓子入門

古くから日本人に親しまれてきた和菓子は、味・香りはもちろん、見た目でも楽しむことができ、まるで小さな芸術作品のような深い味わいがあります。その魅力は老若男女問わず、海外の方をも魅了しています。美しくそして雅で甘くておいしい和菓子。お茶と一緒に楽しむだけでなく、その特徴・魅力はもちろん、食べ方・作法も一緒に学び、楽しみ方をぜひ習得してください。

和菓子を食べるシチュエーションとは?

そもそも和菓子とは、茶道における薄茶や濃茶とともに食べるものとして作られはじめました。味覚は元より、美的鑑賞にも堪えることを期待されて発達したとされています。ちなみに、薄茶席では干菓子を、濃茶席では生菓子が提供されるのが通常です。
一般的にお茶の席で楽しむような京菓子は、上生菓子と呼ばれています。お茶の席はもちろん、贈り物やお土産にも用いられ、多くの人々に愛されています。

五感で和菓子を楽しもう

さて、和菓子入門として、まずは五感で楽しむことからはじめましょう。和菓子は五感の芸術と呼ばれ、ご存知人間の感覚である聴覚・味覚・視覚・嗅覚・触覚すべてで楽しむことができるのです。普通の米菓や洋菓子と異なり、季節感を表すものが多いため、まさに五感を使って楽しむことができます。
まずは眺めて・嗅いで楽しみましょう。上菓子にはどんなものにもお菓子の名前「菓銘」がついています。「春待草」「あけぼの」「光琳梅」といったように、それぞれの名前に見合った美しさや由来にそった姿・形をなしています。特に京菓子では、菓子の形や菓銘に職人の季節感や美的センスが込められており、それらを見ながら、特徴を述べあったり、香りを楽しんで話を広げたりと、知的な楽しみ方をするのが通です。

いよいよ和菓子を食べてみよう

さて、さっそく食べるために一口大に切って…とするときに少しストップ。その切り口を見てください。多くのお菓子には、中にも工夫が施されており、中のイチゴの切り口がつぼみに見えるとか、水玉模様が出てくるとか、びっくりするしかけが施されているものです。もちろん、つまんで見た感じがふんわりしているのか、もちもちなのか、粉がサラサラしているのか、そういった触感もぜひ堪能してみてください。
そしていよいよ実食。じっくり味わってみてください。香り、味、感触などさまざまな感覚を刺激することでしょう。季節ごとの風景や自然、雅な風景を思い起こしながらじっくり味わってみてください。目をつぶって、じんわりと味を堪能するのももちろんアリ。美しい日本の情景を楽しみながら食べることのできるのが和菓子です。ぜひ、お茶との組み合わせはもちろん、一緒にお茶している方とその味の感想を共有しましょう。

四季折々に表情を変える和のお菓子の意匠は、菓銘によって一層味わい深いものです。世界でも「食べる俳句」・「食べる芸術」と称される所以ですね。もちろん、お茶の席では形式が多いものではありますが、来客の時に出されたり、カジュアルな場面であれば特に、こういったことに縛られず楽しむのが一番です。まずは、実際に手に取って楽しんでみてください。

記事トップ画像出典:京都茶寮

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