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日本の高い伝統工芸技術とクールジャパンの最新デザインが生きている!伝統の技がいきているオススメの雑貨5選

日本のものづくりの技術は伝統工芸品の分野において、各生産地で人の手を介して丁寧に継承されてきました。100年以上の歴史を持ち、職人の手によって古い技能を駆使しながらも、現代の消費者のニーズに即した製品が沢山あります。

1.甲州印伝と伊勢型紙

山梨の名産品の甲州印伝は新旧の技術と文化の融合した良い例です。甲州印伝は羊や鹿の皮をなめしたものに漆で文様を描き、袋物等に仕立てられています。文様には伝統的な意匠があり、古来より、「後戻りすることはなく常に前に進むから縁起が良い」と好まれたトンボの文様が代表的です。これもまた伝統工芸の一つである伊勢型紙を使用し、なめした皮の上に型紙を置きその上から漆をおいて文様を描いていきます。現在は財布等の小物から高級バックまで豊富なデザインの製品があります。

2.組紐〜京の組紐、伊賀の組紐、真田紐

組紐では京の組紐、伊賀の組紐などが有名です。細い絹の糸を様々な模様に組み上げていきます。和装の帯締めで日本人にはなじみ深いものですが、この技術を現代の日常の生活に活かしたデザインの製品も多く作られています。例えばメガネホルダー、帽子留めなど、その種類は様々です。中には茶道で使用される茶の仕服の紐もあります。上記の組紐とは少し違う角度でみてみると、同じ「紐」にまつわるものには「真田紐」というものもあります。NHK大河ドラマの「真田丸」でも話題になっている真田一族ゆかりのもので、木綿の糸を材料にして丈夫におられた紐は戦国武将の戦いの衣裳にも役だっていました。

3.岩手県名産の浄法寺塗

海外では「JAPAN」という言葉に「漆器」という意味もあるぐらい、漆器における日本の技術は世界的に高い評価を受けています。なかでも岩手県名産の浄法寺塗は渋い朱色や黒の色合いに深い味わいがある一品です。地元産の漆を何度も塗り重ね、さらに丁寧に磨きあげる工程を繰り返していくことで、大変堅牢でいかにも東北の漆器の飾らない味わいを醸し出しています。東北の塗りものと言えば秀衡塗りや会津塗り等がありますが、磨きあげた渋い朱色だけの器は独特です。

4.岩手の南部鉄器の急須

岩手の南部鉄器の急須はその良さやデザイン性を再評価されている伝統工芸です。筆者が最近喫茶店で紅茶をオーダーしたところ、白くて可愛いモダンなデザインの南部鉄器の急須がでてきました。そう、南部鉄器と言えばごつごつした頑丈そうな鉄瓶を想像しますが、現代的なデザインの影響を受けた南部鉄器は白い可愛い鉄の急須のようなモダンなデザインも豊富で、南部鉄器の良さや味わいの幅を広げています。

5.京都の金平糖

とても身近ながら、実は職人の伝統の技が凝縮している食べ物もあります。そう、昔懐かしいお菓子、金平糖です。種と呼ばれる小さな金平糖を、熱した大きく平らな鍋に入れ、職人が細心の注意を払いながら蜜をふりかけつつゆっくりまわし続けることで、あの星型のかわいらしいお菓子が出来上がります。熱の加え方、蜜の回し方等の技能のすべてが職人の長年伝承してきた技術と勘により作られています。

最新の機械技術が導入されても、日本の伝統工芸品と言われる物はその主要な部分に関しては昔からの技法により人の手と感覚により維持されてきました。昔の技法やデザインばかりに固執してしまい、現代の消費者のニーズに合わず消失してしまった技能もありますが、最新の感覚を磨きつつ改良を加えてきたものが、現在伝統工芸品として残っているのは素晴らしいことです。
クールジャパンを感じさせるお土産に南部鉄器の急須に金平糖を添えて、なんていうのはいかがでしょう?伝統の技術とモダンなデザインを共に感じられる雑貨やお菓子、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。

記事トップ画像出典:Shizuka Tatsuno

 

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