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東京の隠れた観光ルート〜東京10社巡りに行ってみよう!

「東京10社巡り」が今、東京観光でひそかなブームになっています。この「10社」の歴史は明治時代にさかのぼります。明治天皇が、祭礼の際に勅使を遣わしたお社「准勅裁神社」として日本の都の平安を祈願した、都心周辺の10のお社を言います。1975年、昭和天皇即位50年を記念してこの10社を巡拝する「東京10社巡り」が企画され、それ以後、この10社をひとつひとつたどってお参りする習慣が広く人々に根付くようになりました。王子(北区)、白山、根津(文京区)、神田、日枝(千代田区)、氷川、芝(港区)、亀戸、富岡(江東区)、品川(品川区)の10社から成ります。いずれもパワースポットとして霊験あらたかで、古くから多くの参拝客を集めているお社ばかりです。

「点在する10ものお社をめぐるのはなかなか大変なのでは?」と考える方は多いかも知れませんが、朝早めにスタートすれば、夕方までにすべてのお社をお参りすることも可能です。(一部のお社は夕刻に門が閉ざされ、本殿に近づけなくなりますのでご注意ください。閉門時刻は夏季・冬季など季節によっても変動します)。10社をめぐるのに特に順番は定められていません。あなたのアクセスしやすいエリアからまわりやすいルートを考えてみるのがいいでしょう。

交通機関を駆使するなら、やはり便利なのは鉄道の利用。どのお社も最寄駅から徒歩で行けます。いちばん駅から近い品川神社なら最寄駅(京浜急行新馬場駅)から徒歩1分、いちばん駅から遠い亀戸天神社でも最寄駅(JR総武線亀戸駅)から徒歩10分です。鉄道を使うなら、都区内のJR線・東京メトロ線・都営地下鉄線に自由に乗り降りできる1日乗車券「東京フリーきっぷ」(1590円)が便利です。JR、東京メトロ、都営地下鉄の各駅で購入できます。京浜急行線を最寄駅とする品川神社のみカバーしきれていませんが、それ以外の社はJR線・メトロ線・都営地下鉄線の駅の近くにあるため、このきっぷを持っていれば、電車に乗るたびにいちいちきっぷを買ったり、運賃を支払ったりする必要がなくなります。このきっぷでは都営バスにも乗れますから、駅から若干離れている亀戸天神へもバスが使えます。

「とにかく交通費を安くあげたい」という方にお勧めするのは、「都バスだけ」を乗り継いでのお参りです。都バスに1日何回でも乗れる「1日乗車券」を購入します。このきっぷは都営バスの営業所・支所・案内所だけでなく、バス車内で運転士さんから直接買うこともできます。このきっぷならわずか500円で済みます。都営バスの営業所・支所か都営地下鉄の駅で、ポスター大に広げられる都営バスの路線図「みんくるガイド」をもらっておきましょう(無料です)。この路線図とお社の地図を照らし合わせながら、乗るバス路線と降りる停留所を決めていくのです。品川神社だけ都営バスのバス停からは離れていますが(およそ20分ほど歩きます)、それ以外のお社はおおむね徒歩10分以内に都営バスのバス停があります。実は私もこの方法で10社を1日でお参りしたことがあります。私は朝8時頃に都心のターミナル駅を出発し、20回ほどバスを乗り継ぎながらすべてのお社をまわり、夕方6時過ぎに元のターミナル駅に戻ってくることができました。地図を読み取る自信のある人、バスの乗り継ぎを繰り返すことに抵抗がなく楽しめる人などにはお勧めです。路線によってはバスの本数が少ないこともありますが、そこで生じる待ち時間をうまく潰すためにはどうしたらいいかも考えておくといいですね。私は手軽に読める文庫本を持参しました。

そのほか、脚力に自身のある人なら、徒歩で10社をつないでお参りすることにチャレンジしてみてもいいかも知れません。さすがに1日でまわるのは難しいかも知れませんが。「10社巡り」の奥は深いのです。

記事トップ画像出典:富士フィルムコミッション

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