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日本の技術に触れる!日本の最新の建築技術が体験できるタワー建築めぐり

日本に訪れたら、日本の建築技術と街の眺望を楽しめるタワー建築にいってみてはいかがでしょう。

東京スカイツリー

タワー建築でまず外せないのは、東京の観光名所としてもおなじみ、自立式電波塔として世界一の高さ(634m)を誇る、「東京スカイツリー」(東京都墨田区)でしょう。展望台からは、その高さの数値の語呂合わせ通り、「634=むさし(武蔵)」の国を一望できます。しかし、高さと眺めだけがこのタワーのポイントではありません。その建築技術にも目を向けてみましょう。地震や風の強い力に耐えることのできる足元の基礎部分、地面から第一展望台の上まで貫き、おもりとしてタワーの揺れを軽減する機能を持つ心柱、「世界一の高さ」ゆえ、「未知の領域」の工事となった鉄骨の積上げ技術など見どころは満載。特に鉄骨の積上げは、「特殊な構造」「ハイレベルな精度」をいかにクリアし、上空の気象条件の変化にどう備えたか、人や材料を効率よく上に運ぶためにどのような手法をとったのか、など、学ぶべき点が数多くあります。

あべのハルカス

東京の代表を東京スカイツリーとするなら、大阪の代表は高さ日本一の高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)です。営業面積日本一の百貨店(あべのハルカス近鉄本店)、国内最大級のレストラン街(あべのハルカスダイニング)、オフィス、ホテル(大阪マリオット都ホテル)、美術館(あべのハルカス美術館)などを擁する複合ビルです。古くから栄えていた繁華街の真中に、敷地を目いっぱい使って建設する必要に迫られたことから、工事にあたっては数々の制約がありました。たとえば、5万トンの鉄骨、8万立米以上のコンクリートを、たった一カ所しかないゲートから搬入しなければならず、それらをどう保管しどういう順番で使っていくか。6年という短い工期の中で、いかにして直下の駅施設を稼働させたまま既存の建物の営業を止めることなく、増改築したのか。1本あたりの重さが約20トンにも及ぶ鉄骨を、人や車が頻繁に行き交う道路に隣接する場所や営業中の百貨店の真上で、どのように吊り上げたのか、など。建築の専門家でなくとも興味を覚えるトピックにあふれています。

法隆寺五重塔

東京スカイツリーやあべのハルカスが「最新鋭の技術の粋」に満ちた建物だとするなら、「太古の日本人の叡智」に満ちた建物もあります。日本最古の五重塔で現存する世界最古の木造建築であり、世界遺産にも登録されている「法隆寺五重塔」(奈良県生駒郡斑鳩町)です。
高さは31.5m、建立は西暦670年頃とされています。この塔は釈尊の遺骨(仏舎利)を納めるための塔で、仏教寺院において最も重要な建物とされます。全体を心柱が貫く構造になっているのは、東京スカイツリーとも共通していますね。心柱は地下1.5mの深さにある大礎石で支えられています。5つの層は、下から地(基礎)、水(塔身)、火(笠)、風(請花)、空(宝珠)を表し、仏教的な宇宙観を示し、周到に計算されています。5つに重なった屋根の大きさは、上層に行くに従って徐々に小さくなっており、最上層の屋根は最下層の屋根のおよそ半分の大きさです。塔身の大きさも下層から上層に行くにしたがって徐々に細くなります。
この塔は外見の端麗さと建築物としての堅牢さを両立させており、千数百年の時を経た現在も、現役の建築物としてその存在を世界に知らしめており、これは「最古の建築技術」でありながら同時に「最新の建築技術」であると言えるかもしれませんね。

記事トップ画像出典:GO! GO! TOKYO SKY TREE

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