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高野山奥之院に行く前に必ず知っておきたい5つのポイント

外国人観光客が多く訪れる人気の高野山奥之院ですが、行く前に知っておきたい5つのポイントを紹介してみようと思います。

1.高野山の慈尊院〜女人高野

高野山の慈尊院はかつて女人高野と呼ばれていました。女性は山中に入ることが出来なかったため、ここで参拝していたからです。高野山を開いた弘法大師空海は母親に会うために月に9回も山を下っていたと言われています。それがこの地域の九度山という名前の由来になりました。また九度山は真田幸村親子が関ヶ原の戦いのあとで蟄居させられていた場所でもあります。真田幸村が雷を封じたと言われる井戸や大坂城への抜け穴となっていたと言われる古墳の石室などが残っています。

2.高野山の七不思議

高野山には七不思議があると言われています。歩きながら一つずつ同行者に教えてあげましょう。歩く道のりも楽しくなりますよ。
1)山中にはハブがいません。もともとはたくさんいた毒蛇を弘法大師空海が封じ込めたと言われています。
2)米臼がありません。俗っぽい話ですが女人禁制だったため、杵はあっても臼がないと言われています。
3)姿見の井戸という井戸があります。奥之院参道の中の橋付近にあるこの井戸を覗き込んで、水面に自分の顔が映らなければ、三年以内に亡くなってしまうと言われています。
4)高野山では大雨にも意味があります。魚肉の摂取が禁じられているので、肉を食べる人が山に入ったあとに汚れを落とすために大雨が降ると言われています。
5)玉川の魚に斑点があります。玉川で魚を獲って串刺しにして焼こうとしていた男から、弘法大師空海が魚を買い取り、川に逃がしたという伝承があります。串刺しにされていた魚が泳ぎだしたので、その男は殺生をやめ、玉川の魚には串のあとの斑点があると言われています。
6)竹藪にもいわれがあります。弘法大師空海が京からの帰り道に杖として使っていた棒を地面に刺したところ、竹藪になったと言われています。
7)覚はん坂という坂があります。この坂の階段は43段あり、死に(42)を越えるという意味があります。この階段を上がる途中で転ぶと三年以内に亡くなってしまうと言われています。
いかがでしょう。少し怖いようなものもありましたが、事前にこの七不思議を知っておいて、各ポイントを回るとまた違った味わいや楽しみ方ができますよね。

3.奥之院のお墓エリア

奥之院は大きく分けると2つのエリアに分類されます。1つ目のエリアであるお墓エリアは一之橋から弘法大師御廟に渡るための御廟橋まで続きます。この約2キロに及ぶ参道の両脇には20万基以上の多くの戦国大名たちの墓碑が並んでいます。ここには、織田信長、豊臣秀吉、武田信玄、石田三成、明智光秀などの数々の有名なお墓があるので見応えは抜群です。ちなみに徳川家康のお墓は高野山の徳川家霊台と呼ばれる別の場所にあります。こちらは拝観料がかかりますので注意してください。またここでは毎年8月13日に高野山ろうそく祭りが開催され、この参道が約10万本のろうそくで照らされ幻想的な風景を見ることが出来ます。

4.聖地エリアの前半〜御廟橋を渡ったら

4つ目は聖地エリアの前半部分についてです。お墓のエリアを過ぎ御廟橋を渡ると聖地エリアに突入しますので写真撮影、飲食、喫煙は禁止です。ここから先は私たちが普段生活している世界ではなく、神聖で荘厳な世界に入るという意識を持って、おごそかで謙虚な気持ちで心を落ち着けて足を踏み入れたいものです。
ここで注目すべきものは燈籠堂です。この正面には千年燃え尽きていないとされる、消えずの火があります。消えずの火は2つあり、1つは祈親上人が献じた祈親灯、もう1つは白河上皇が献じた白河灯です。

5.聖地エリアの後半〜弘法大師御廟

5つ目は聖地のエリア後半部分についてです。弘法大師御廟がこのエリアの中心部分です。ここでお願いとすると必ず叶うと言われており、毎年たくさんの参詣者が訪れます。弘法大師御廟は千年杉に囲まれ神秘的で他とは違った独特の雰囲気を感じることができます。ここでは弘法大師の霊を祀っており、現在も悟りの世界に入り生きて続けているという考えから毎朝食事が届けられます。ここでは僧侶が読経をする時間がありますので、それに合わせて行くことをオススメします。

6.おまけ

高野山は一つの施設だけを指すのではなく、広大な山全体が霊験あらたかな宗教の場としてくる方を迎え入れてくれます。そのため、各施設を参拝、観光する際には移動を考慮した歩きやすい服装が基本になります。また、山中を歩くことも少なくないので、服装にもぜひ注意してくださいね。
まず、高野山に入る際、バスは奥之院前駅もしくは一之橋駅に停車しますが、そのバス停から奥之院までは徒歩で20分で程度かかります。また石畳や砂利道を歩くことになるのでスニーカーは必須です。またジャンバー等の上から羽織るものを用意しましょう。高野山は標高が高く、木々が生い茂る道を数十分歩くことになりますので、夏であっても上着を用意して体温調整をしっかり行いましょう。
足に自身のない方も、実は車椅子などをお借りすることも可能です。
入り口付近にあるお土産屋さんでは車いすを用意しているので、歩くことに自信がない方でも安心して参拝することが出来ますよ。またバリアフリー通路も整備されていますので、参道に立っている案内図に沿って参詣しょう。トイレも車いす用や手すり付きのものがあったりバリアフリー化が進んできていますので、無理をせず、周りの方に相談されてそのようなサービスを利用してみてくださいね。

記事トップ画像出典:Apps!

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