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世界で大人気の日本が誇る「Kawaii!文化」って?いまさら聞けない「Kawaii!文化」をおさらい!

世界的な現代美術家の村上隆が「アート界における“クール・ジャパン”の戦略的プロデュース法」を打ち出し、経済産業省に「クールジャパン室」が登場したのが2010年。日本が国を挙げて取り組む海外戦略とも言えるクールジャパンですが、実際の日本人の間ではもっと身近な「カワイイ!」の言葉で表される様々なカルチャーがより実際の生活や感覚に近いのでは無いでしょうか。
「カワイイ」文化の持つおもしろさや、世界から見たときにその唯一無二な独自性、海外にもそのファンを増やし続ける魅力についてまとめてみました!

カワイイはcuteとは違う

今、世界から見た日本を象徴する言葉のひとつに「カワイイ」があると言っても過言ではありません。オックスフォード英語辞書には「kawaii」がそのまま採用され、外国人からも「cuteでは言い表せない言葉」と「cuteを超越した言葉」と「カワイイ」という言葉そのものがはっきりと認知され賞賛されています。
しかし、「カワイイ」とひとことで言っても、使っている人の感覚によって大きく違うものですし、厳密に言えば日本人の中でも男性と女性の使う「カワイイ」には意味に大きな差があることは以前から言われていますし、年代によっても「カワイイ」がさすものは様々。また、「カワイイ」から派生した「ダサい+カワイイ=ダサカワイイ」「キモい+カワイイ=キモカワイイ」などその言葉と感覚の広がりは無限とも言えます。

「カワイイ」の進化

そもそも、「カワイイ」の本来の日本語としての意味はもちろん「可愛い」です。
また、カワイイの意味的な源流を、古典「枕草子」(清少納言)の「をかし」とするという意見もあります。
(四方田犬彦氏が『「かわいい」論』)(ちくま新書/06年)
枕草子で使われる「をかし」=「カワイイ」では、ある種の「未成熟」のものを指して「カワイイ」とする感性をうかがい知ることができます。これはギリシャの「完全、対称、均衡」を美と捉える西洋の美意識の感覚とは根本的に異なる、日本独自の「不完全、非対称、不均衡」に美を見出す美意識の現れと捉える専門家もいます。
この元来のカワイイの意味から派生して、現在は多様なそして独自の意味を持った「カワイイ」という言葉一般的ですよね。一概に「カワイイ」といってもその意味合いは人それぞれに様々ですが、平安時代からの日本人の美意識が影響しているかもと考えると、このカルチャーが日本で独自に進化したことはとても納得がいく気がしてきます。

現代の「カワイイ」の流れ

現在の日本での「カワイイ」の大きなカルチャーとして、「青文字系」と「萌え系」に大きく分類できます。
1)原宿発祥:青文字系カルチャー
青文字系。知っている人は知っていますが、聞き慣れない方も多いかもしれません。青文字系の言葉の由来はアソビシステムの中川悠介氏が命名したとされていますが、具体的には「Zipper」や「CUTiE」といった原宿などで多く見られる、個性的、非日常、ガーリーなファッションやカルチャーを指す言葉とされています。原宿を聖地とする青文字系の「カワイイ」カルチャーの特徴としては、男性に媚びることなく、どちらかというと同性に「カワイイ」と共感してもらうようなファッションが中心。アジアだけではなく、欧米でも大人気のミュージシャン「きゃりーぱみゅぱみゅ」に代表されるような「カワイイ」カルチャーといえます。

2)秋葉原発祥:萌え系カルチャー
漫画やアニメなどが源流になっている「カワイイ」カルチャーの中心は何と言っても秋葉原。どちらかというと、「オタク」「萌え系」と近いイメージが強い萌え系の「カワイイ」カルチャーは一番世界的な認知度の高い「カワイイ」カルチャーと言えるかもしれません。
これら以外にも、日本の「カワイイ」にはサンリオのキャラクターに代表されるような、年齢幅の広いカルチャーや東京ガールズコレクションなどのイベントに代表されるのファッション性の高いカルチャーまで、実に多様で幅広い文化が「カワイイ」という言葉で表現されています。その幅の広さも「カワイイ」カルチャーが世界的に広まる理由と言えますね。

続々と登場!新たな「カワイイ」カルチャーの定番!

このように、元来広い意味合いを持ち、人それぞれによっても「カワイイ」カルチャーですが、国内外の認知度と比例して、新たな流れも生まれてきています。
2015年8月にオープンした原宿の新名所「KAWAII MONSTER CAFE HARAJUKU」も、原宿の「カワイイ」カルチャーを詰め込んだ新感覚コンセプトレストランはまさに原宿でしか体験できない「カワイイ」を表現した体験型の空間ですし、いままさに世界を巻き込みつつあるBABYMETALも「カワイイ」カルチャーの派生系といえるかもしれません。
一方で、やはり原宿や秋葉原といった文化発信地のパワーは凄まじいもの。その中心地を訪ねて街を歩いてみることで、あなたの知らない新たな「カワイイ」カルチャーに出会えるかもしれません。是非ご自身で体感してみてくださいね。

記事トップ画像出典:食べログ

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